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[葬儀・葬式の準備](5)収支を計算し予算を立てる

葬儀にあたっての準備をまとめました。流れに沿って検討していただければ、しっかりと葬儀に備えておくことが出来ます。

葬儀の予算を簡単に計算しましょう。

これまでの決定内容を元に、簡単に予算を見積ります。 おおまかな予算感を持つことで後の交渉・検討がスムーズになります。 勿論、詳細な見積りは葬儀社が行ってくれますのでご安心ください。

葬儀における収入と支出を理解しましょう

葬儀には支出だけでなく、収入もあります。基本的には結婚式と同じ構造です。補助金も存在しますので、有効に活用しましょう。

支出項目
葬儀施工費用
宗教者へのお礼
お手伝いの方へのお礼+雑費
収入項目
香典
公的補助金

葬儀・葬式における支出

葬儀施工費用

参列者の人数から、おおまかなに葬儀施工費用を見積ることができます。 一般的に人数が少ない場合は、告別式(精進落とし)への出席割合も大きくなるため、一人当たりの単価は高くなる傾向にあります。

人数別単価の目安(葬儀相談センター調べ)

参列者人数 一人当たりの平均単価目安
10-50 人 20,000-40,000 円/人
50-100 人 15,000-25,000 円/人
100-200 人 10,000-20,000 円/人

※上記目安は「当日返し」を想定し算出した額であるため、別途「香典返し」分の支出を列挙しておりません。

当日返しとは?
香典返しに相当するものとして、葬儀当日に直接お礼をお渡しする形式です。
手間や費用の面の優位性から、最近増加傾向にあります。

宗教者へのお礼

葬儀にかかわる費用等調査報告書:東京都生活文化局調べ」によれば、宗教者へのお礼の平均は「約64万円」であり、その実態は20-138万円と大きく幅があります。 これは仏式の葬儀において、戒名の種類により大きくお礼の金額が変動するためです。このほか仏式では「お車代」「お膳料」が各1万円程度かかります。

神式・キリスト教式でのお礼は、10-20万円程度が一般的です。

仏式における戒名の種類とお布施の目安

戒名の種類 説明 金額
信士(信女) もっとも一般的な戒名 20-30 万円
居士(大姉) 信士と比べ、より高位の戒名であり、江戸時代百姓につけるのは禁止されていたほど 60-80 万円
大居士(清大姉) 昔は大名家につけられていたほどの特別な戒名 100 万円以上

お手伝いの方へのお礼 + 諸雑費

「葬儀をお手伝い頂いた方々へのお礼」「諸雑費(運転手や火葬場職員への心づけ、交通費等)」の予算も必要です。
葬儀施工費用の10%程度を見込んでおけば、十分に事が足ります。

世話役や手伝いの人には、ふつう葬儀のすんだ夜に食事を出して感謝の心を表します。とくにお世話になった方々には、忌明けにお礼の品物を持って伺うのがよいでしょう。ただしあまり高価なものはさけるほうがよいでしょう。

葬儀・葬式における収入

香典

一般的に香典の平均額は6,000円と言われています。見積った参列者予想数をもとに計算します。

公的補助金

あまり知られてはおりませんが「給付金(補助金)」の制度がございます。有効に活用しましょう。受給資格は以下の保険に加入していることです。

国民健康保険から出る「葬祭費」
被保険者の方が対象です。
自治体によって金額は異なりますが、一律5-10万円程度が補助金として支給されます。
社会保険から出る「埋葬料・埋葬費」
被保険者の方が対象です。
故人の1か月分のお給料と同じ額が支給されます。(最低10万円 - 最大98万円まで)
社会保険から出る「家族埋葬料」
被保険者の被扶養者の方が対象です。
一律5万円が支給されます。

それでは葬儀の収支を計算してみましょう。

ここでは例として、以下のケースを想定して計算しています。

計算例用のサンプルケース
故人は75歳(男性)で、定年退職後無職
参列者は80名を想定(一般的な葬儀規模)
通夜・告別式は仏式で、華美でも質素でもなく平均的に
宗教者へのお礼は極力低額で
故人は退職後、社会保険から国民健康保険に切り替え。被保険者本人。

支出の計算

項目名 解説 金額
葬儀施工費用 20,000円(15,000-25,000 円/人の平均値) x 80名 160万円
宗教者へのお礼 極力抑える方向で 20万円
お手伝いの方へのお礼 + 諸雑費 160万円(葬儀施工費用) x 10% 16万円
支出合計 - 196万円

収入の計算

項目名 解説 金額
香典 6,000円 x 80名 48万円
補助金 国民健康保険から出る「葬祭費」 10万円
収入合計 - 58万円

収支の計算

支出合計 収入合計 収支(実際の支出)
196万円 58万円 -138万円

※計算例では「80名」「平均的な内容」を想定して算出。

予算感はつかめましたか?
計算結果が想定より高額であった場合は、人数を少なくしたり、施工費用のうちで削れるものは削る方向で考えておくとよいでしょう。
また「葬儀費用節約のポイント」を別ページにご用意しております。合わせてご確認ください。

急な葬儀の際に困らないように、葬儀費用を準備しておきましょう。

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