[葬儀・葬式の準備](4)宗教形式を決める
葬儀にあたっての準備をまとめました。流れに沿って検討していただければ、しっかりと葬儀に備えておくことが出来ます。
宗教形式を決めるにあたって
葬儀の様式にはそれを行う人たちの死生観、宗教観が深く関っており、宗教の違いがそのまま葬式の様式の違いにもなります。 故人を送る儀礼ですので、家族の宗旨よりも故人の宗旨や意思が尊重されます。ご家族・ご親族で協議の上、納骨時の事を考慮しつつ決定しましょう。
まずは故人の宗教を確認しましょう
葬儀(お墓等を含む)には宗教がとても強く関係します。まずは故人・ご家族の宗教をしっかり確認しておきましょう。
[ 参考サイト:「日本の宗教」『ウィキペディア日本語版』 ]
- 仏教
- 本来は出家することで正式な仏教徒となりますが、多くの日本人の場合は自身の葬儀の場において戒名を得ることにより仏門に入ることになります。
- 多くの宗派が存在し葬儀の形式が異なることもありますので、宗派まで確認しておきましょう。
(不明な場合は親戚に質問するか、葬儀社に仏壇を見せて判明することもあります。) - 神道(しんとう)
- 明確な教義が存在しない為、厳密な入信規定などは神道に存在しませんが、神棚の設置、神社への寄付、祭事への参加などをもって信者と見る向きも多いです。
- キリスト教
- キリスト教は、その歴史とともに様々な教派に分かれてきており、「カトリック教会」「プロテスタント」「ギリシャ正教」等が存在します。
- その他宗教
- 国内には「イスラム教」や「ユダヤ教」「その他新宗教」等の信徒がいると言われています。
選択肢は「宗教儀礼を行う葬儀」又は「無宗教形式の葬儀」
近年葬儀の多様化の中、伝統的な葬儀形式にとらわれない「無宗教形式での葬儀」が増加傾向にあります。
伝統的な「宗教儀礼を行う葬儀」、「無宗教形式の葬儀」にはそれぞれ一長一短があります。
故人の宗教を加味した上で、葬儀の宗教形式(宗教儀礼の有無)を決めていきましょう。
「無宗教形式の葬儀」の葬儀とは?
- 特定の宗教・宗派によらない自由な葬儀のことです。
- お焼香等の代わりに献花をする葬儀も多く見受けられます。
- 宗教色がないので、遺族間の宗旨の対立があった場合などには重宝されます。
- ただし、お墓については注意が必要です。菩提寺(寺院)への納骨を断られる場合もありますので、事前に確認することが大切です。
「宗教儀礼を行う葬儀」「無宗教形式の葬儀」それぞれのメリット・デメリット
- 「宗教儀礼を行う葬儀」のメリット
- 宗教儀礼があるため死者の魂の行方が安心。
- 家族・親族の理解が得られ易い。
- 「宗教儀礼を行う葬儀」のデメリット
- 自由な形式で葬儀を行うことが難しい。
- 宗教者への謝礼が発生する。
- 「無宗教形式の葬儀」の葬儀のメリット
- 宗教儀礼によらない自由な葬儀を実現できます。
- 宗教者への謝礼分費用を節約できます。
- 「無宗教形式の葬儀」の葬儀のデメリット
- 自由な形式であるが故、企画・構成作業の負担が大きくなります。
- 新しい方式のために遺族・親族から理解を得られにくい事があります。
宗教形式は決まりましたか?トラブルを起こさないためにも、家族・親族でしっかり議論の上決定することが大切です。
次のページではこれまでの決定内容を元に、簡単に予算を見積ります。