[葬儀・葬式の準備](2)儀式・式典の有無を決める
葬儀にあたっての準備をまとめました。流れに沿って検討していただければ、しっかりと葬儀に備えておくことが出来ます。
儀式・式典(通夜・告別式)の実施有無を検討する
近年葬儀の多様化が進む中、儀式・式典(通夜・告別式)を執り行わないという選択も増えてきました。 儀式・式典(通夜・告別式)を行わない葬儀としては、「火葬のみの葬儀」という形があります。ここではまず、儀式・式典(通夜・告別式)の実施有無について検討していきましょう。
一般的な通夜・告別式を行う葬儀
国内では、ほぼどの宗教でも2日間にわたって、仏式でいうところの「通夜」「告別式」を行うのが一般的です。
最も多くみられる形としては、病院から一旦安置場所へ搬送し、その上で夕方-夜間に「通夜」を行い、翌日日中に「告別式」を行った後火葬場にて火葬を行います。
最近は、夜、仕事帰りに寄り易いため、「通夜」への会葬者が増える傾向にあります。
一般的な通夜・告別式を行う葬儀の特徴
- 価格帯は様々。会葬者の人数や、祭壇等に応じて、葬儀費用が変動。
- 儀式・式典を開くことで、遺族以外の方(故人のご友人等)もお別れが可能。
- 家族葬と言われる小規模な葬儀や、宗教儀礼を行わない無宗教形式の葬儀が増加傾向。
通夜・告別式を行わない葬儀=「火葬のみの葬儀」
かつては「故人の生まれ故郷が遠方であり、本葬は故郷でおこなう方」によく利用されていた形式です。
最もシンプルな形としては、病院から火葬場へ直行し、ご遺体を一晩安置。翌日火葬する際に、家族数名がお見送りすることになります。
また火葬後、故人を偲び「お別れ会」などを催すケースも多くみられます。
火葬のみの葬儀の特徴
- 儀式・式典を行わないため、費用的には最も低額な葬儀形式。
- 基本的には家族・親戚のみだけが参列(遺族以外が参列することは少ない)。
- 火葬後、「お別れ会」という形式にて会食することも多い。
- 葬儀費用の低価傾向と、「残された人に迷惑をかけたくない」という故人の意向もあり、シンプルな葬儀として増加傾向。
「通夜」「告別式」の実施有無を決定する上での検討ポイント
- 参列者の範囲
- ご家族・親族だけであれば、どちらでも構いません。
- 故人の友人・知人を招く場合は、やはり「通夜」「告別式」を実施すべきでしょう。
- 参列者の規模
- 親戚を含め参列者が極端に少ない場合は「火葬のみの葬儀」も検討してみましょう。
- 参列者のスケジュールを考慮する
- 忙しい方、お仕事をされている方に参列していただきたければ、一般的な葬儀形式を選択し「通夜」を行う事を検討しましょう。
- 葬儀費用
- 「通夜」「告別式」の内容を十分に検討すれば、費用をかなり低額に抑えることもできます。
- ただし、極端に費用を抑えたい場合や、葬儀費用の工面が難しい場合は、「火葬のみの葬儀」を検討してみましょう。
- 宗教儀礼
- 「火葬のみの葬儀」であっても、希望すればお別れの際簡易な宗教儀礼も実施可能です。(仏式であれば希望者には戒名も可)
- 菩提寺のある方は要注意
- 「火葬のみの葬儀」してしまったがために、お墓に入る際にトラブルになるケースもあります。事前に菩提寺にご相談しましょう。
儀式・式典(通夜・告別式)の実施有無は決まりましたか?後々の問題とならないように、家族・親族の方々と十分に相談しておきましょう。
儀式・式典(通夜・告別式)を執り行う方
通夜・告別式を行わない葬儀=「火葬のみの葬儀」の方